シェルター部門の外見的な活動は、里親募集をする子犬仔猫を保護飼育すると共に里親探しに不適な犬や猫を終生保護収容して殺処分を避けることです。

しかし、シェルターの目的はただそればかりではありません。
野犬・身体障害・肉体的精神的病気・しつけの不能・その他様々な犬や猫と一緒に暮らすことによりスタッフは多くのことを学び、その結果を里親探しにフィードバックしたり、自身の動物の命に対する認識を深めることが出来ます。

雨の日も風の日もお正月も食餌や清掃、運動の世話など毎日同じことをしなければならず、一方では動物の健康異常などの僅かなシグナルも見逃すことの出来ないシェルターの仕事は病院で言えば看護師さんの仕事に似ていなくもありません。

救護活動がきれい事、観念的な事にならないようにするためにも、「現場を持つ」ことは何にも増して重要なことだと考えられます。
ただし、「現場」で救護できる犬猫の命の数は殺されていく命の数に比べればものの数ではありません。

また、シェルターの維持管理費用はかなりの金額に上ります。食餌や病気治療などの直接的な飼育費用に加えて、管理のための人件費や場所代が加わりますので恐らく家庭での飼育費用を大きく上回ります。

しかし、そこにいる犬猫の命だけでなく、経験から学んだことを広く大きく活かすことにより更に多くの命を救護することへの間接的な貢献が出来れば割高に見えるそんな費用も決して無駄にはならない、と私達は信じています。

千葉県柏市のシェルターには2006年10月現在100頭以上の犬と猫がスタッフ9名と暮らし、そこに里親募集をするために病気治療やしつけ訓練の必要な子犬や仔猫が随時加わっています。

もちろん動物の管理はスタッフだけで出来るものではありません。2003年6月には付属動物病院を開設し、シェルターで保護されている動物たちの病気のケア・健康管理、そして幼齢避妊去勢手術を行っています。この病院の開設により、ライフボートから里親さんにお渡しする犬猫達はすべて避妊去勢手術済みとすることができるようになりました。

シェルターでの犬や猫の生活風景は「LIVING TOGETHER」のコーナーでご紹介しています。また、今すぐには里親にはなれないけれど、ライフボートの活動には興味があるという方には、シェルター見学の申し込みも受け付けています。こちらのページもぜひご覧下さい。
□ LIVING TOGETHER
□ シェルター見学について