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アニマルシェルターとは

アニマルシェルター部門の外見的な活動は、里親募集をする子犬仔猫を保護飼育すると共に里親探しに不適な犬や猫を終生保護収容して殺処分を避けることです。しかし、シェルターの目的はただそればかりではありません。野犬・身体障害・肉体的精神的病気・しつけの不能・その他様々な犬や猫と一緒に暮らすことによりスタッフは多くのことを学び、その結果を里親探しにフィードバックしたり、自身の動物の命に対する認識を深めることが出来ます。

雨の日も風の日もお正月も食餌や清掃、運動の世話など毎日同じことをしなければならず、一方では動物の健康異常などの僅かなシグナルも見逃すことの出来ないシェルターの仕事は病院で言えば看護師さんの仕事に似ていなくもありません。

また、アニマルシェルターの維持管理費用はかなりの金額に上ります。食餌や病気治療などの直接的な飼育費用に加えて、管理のための人件費や場所代が加わりますので恐らく家庭での飼育費用を大きく上回ります。
しかし、そこにいる犬猫の命だけでなく、経験から学んだことを広く大きく活かすことにより更に多くの命を救護することへの間接的な貢献が出来れば割高に見えるそんな費用も決して無駄にはならない、と私達は信じています。

千葉県柏市のシェルターには2016年11月現在200頭以上の犬と猫がスタッフ14名と暮らし、そこに里親募集をするために病気治療やしつけ訓練の必要な子犬や仔猫が随時加わっています。

もちろん動物の管理はスタッフだけで出来るものではありません。2003年6月には付属動物病院を開設し、シェルターで保護されている動物たちの病気のケア・健康管理、そして幼齢避妊去勢手術を行っています。
この病院の開設により、ライフボートから里親さんにお渡しする犬猫達はすべて避妊去勢手術済みとすることができるようになりました。

アニマルシェルターでの犬や猫の生活風景は各コーナーでご紹介しています。また、今すぐには里親にはなれない方や現在既に犬や猫を飼育されている方でも、ライフボートの活動には興味があるという方には、シェルター見学の申し込みも受け付けています。こちらのページもぜひご覧下さい。

シェルターの施設

個人活動から始まったライフボートのアニマルシェルター。その設備は決して完全なものではないかもしれません。小屋のほとんどはスタッフやボランティアさんの手作りですし、十分な広さの部屋を与えてやることもなかなか出来ません。
それでも日々試行錯誤しながら限られた資金や人手で一頭でも多くのいのちを救うために活動しています。

シェルターでの飼育

飼育

シェルターは協力をいただいている行政機関から年間1,000頭以上の子犬子猫を受け入れています。春先の出産シーズンに生まれる仔猫達が行政機関に持ち込まれる初夏のピーク時にはシェルターで200頭の子猫と100頭の子犬を一時に飼育しなければなりません。
当然シェルターは収容能力一杯になりますが、飼育される子達が健康に育ってくれて里親さんにもらわれてくれれば、その分新しい子達を受け入れることが出来ます。スタッフやボランティアさんの頑張りが一頭でも多くの命を救うことにつながります。

動物病院

行政機関に持ち込まれる子達は劣悪な環境にいたことが多く、病気や寄生虫に冒されているだけでなく、飢餓状態にいた子も少なくありません。この子達を育てるには熱意だけでなく、充分な知識と経験が必要です。

ライフボートに来た子達はシェルター内の動物病院で例外なく幼齢避妊去勢手術を受けます。不幸な命が再び生まれることを防ぐだけでなく、この子達の健康を守る上でも、また発情期の行動で飼い主さんを悩ませないためにも必要な手術です。

譲渡

新しい家族の一員として一生幸せに過ごしてほしい・・行政機関の職員の方達ライフボートのスタッフ、ボランティアさん、そして支援者の方達の願いに見送られながら、譲渡適齢期まで育った子犬子猫は次々と里親さんに引き取られていきます。

シェルターでの生活

中には里親さんに縁がなかったり生まれついての病気や障害などで、シェルターでそのまま一生を過ごす子達もいます。この子達はスタッフを里親さんにして、もらわれていった子達と同じように幸せに暮らしています。他にも様々な理由でスタッフと一緒に暮らすようになった成犬や成猫もいます。シェルターは成犬20頭、成猫30頭の大家族です。

作成:2008年3月30日/更新:2013年1月18日